ライナスのブランケット

きみはぼくのトランキライザー

#スキャナーはいいぞ その2

スキャナー2回目観てきました。
2回目でも十分楽しめました、というか2回目のほうが冷静になってみれたので楽しかったかもしれない。(内容は楽しい感じじゃないけれど)
やっぱり1回目のときとは違う印象になりますね。

ここからはネタバレになるのでお気をつけください。


























衝撃の展開は本当に衝撃でしたけれど、1回目観たときの感想は佐々部さん可哀想でした。
人を三人殺していたとしてもどうしても佐々部さんが悪いとは思えなくて。


それから観終わった後に絶対にもう一回観たいと思いました。
理由は2つあるのですが、1つ目はエリカの正体がわかるまえのエリカをちゃんとみたいからでした。1回目は貞子チックな見た目が少し怖くて画面を凝視できなかったのですが、安田くんと分かった以上みないわけにはいかないなと思いまして。

2つ目は安田くんに注目しすぎるあまりラストのシーンで、え?仙石さんいつ人間嫌いなおったの?となってしまったので。あとから考えてみると丸山に自分たちでやるしかないみたいなことを言ったときにはもうだいぶよくなっていたのかなくらいにしか思えなかった。

その2つを確認するために見に行きました。

小説版のスキャナーと映画は少し違うと見かけたので2回目を見に行く前にざっくりとですが小説を読みました。
小説のほうが佐々部さんに関係するところは納得できるなと。
映画だと嘘を真実だと信じていたため佐々部さんに落ち度が無いように思えるが、小説だと佐々部さんに落ち度があるため私的に納得できた。

エリカ

一番最初のシーンは言われてみれば男っぽいな程度でしたが、森で雪絵さんの遺体を運ぶところは思いっきり男でした。なんで一回目は気づかなかったのだろうと思うくらいに。

仙石さんの人間嫌い

人間嫌いの仙石さんが変わったのは、雪絵さんへの好意(恋心?)によるものだと思いますが、もう一つ亜美と雪絵さんの関係もあると思いました。
人間の嫌な部分を読み取ってきたので人間嫌いになってしまったので、亜美の雪絵さんに対する純粋な憧れや尊敬、亜美を自分の夢だと言い命を懸けて守った雪絵さんの姿を見て人間も悪くないなと思ったのかなと。

仙石さんと丸山

1回目のときは気づかなかったけれど、この二人の似てないからこそ成り立つ関係性がすごくいい!丸山がお前とうまくやれるのは俺くらいみたいなこというけれど、逆に丸山とうまくやれるのも仙石くらいだと思わされる。またコンビ組んでほしいむしろ組むよね?と思わずにはいられなかった。
それに伴ってスキャナーはこの映画だけで終わってほしくないと思った。この映画がエピソード0みたいな感じでドラマをやってほしい。一話完結で事件を解決するんだけど、最終的には仙石の過去が明らかになるみたいな。

佐々部悟

1回目のときはひたすら佐々部さんがかわいそすぎて泣きたくなった。(ちょっと泣いた)
小説を読んでから映画を観てみると泣きはしなかったけれど、やっぱりあれ?佐々部さん悪くないよね?ってなってしまう。
佐々部さんの過去(というか背景?)に関しては小説版のほうが好き。
病気の娘の看病を息子がしてて、娘が亡くなったらお前のせいだと責めるのおかしいと思うのは私だけ...?

まとめ

スキャナー、観て損はしないし2回観た価値はあったと自信もって言える映画でした。唯一の心残りはパンフレットが売り切れで買えなかったこと。やっぱり初日に行かないとだめなのかな。そして、やっぱりわたしは安田くんの演技が好きみたいです。これからも演技を拝見できる機会があるといいな。